パールトーン加工について

  • パールトーン加工とは・・・単なる防水加工ではありません。
    冠婚葬祭の席に座布団は必要ですね。
    最近はホテルなどで催行されるご家庭も多くなりましたが、やはりご自宅で執り行いたい方々もいらっしゃいます。
    そういった席は、どうしてもお酒や料理が振る舞われ、ついつい汚してしまう事が多くなります。折角の新調した座布団もたった1回でシミだらけになってしまうと思うと残念な気持ちになってしまいます。
    ご安心下さい。Watakeiの正絹座布団は、原則パールトーン加工が施されています。
    生地に防水幕を張るのではなく、繊維(絹)1本1本をパ-ルトーン加工します。
    大切な着物にパールトーン加工をされる方は多く見えます。
    一方パールトーン加工は、大切な文化財などをより美しく後世に伝えるためにも役立っています。雨や汚れから、また、カビなどからも守っています。
    今では、日本や世界の国宝や文化財の保存には無くてはならない技術として世界から注目されています。


【座布団の表裏・前後のはなし】

  • ●座布団は正方形ではありません。必ず縦長になります。座布団の座った状態を真上から見た模式図です。 
    ●座布団には中央に中綿がずれないようしめ糸で綴じています。表のみに房がついていれば、もちろんそれが表です。弊店の場合、表も裏も同じように房を付けます。この場合、房だけで座布団の表裏を判断することはできません。
    ●「座布団の正面」については、縫い目の無い辺が正面です。お客さんに出す時は、お客様のひざ前が正面となります。
    ●上下のはっきりした柄では良く分かりますが、表を出せばお客様と同じ方向になります。裏を出せば山が逆さになります。
    ●丸柄と言われる場合は上下が分かりにくいです。でも、全ての座布団には「表と裏・正面」が必ずありますから、丸物柄の場合は「きせ」と言われる部分を見て判断して戴ければ良いでしょう。でも、「きせを掛ける」という仕立の基本を知らない業者が居るのも確かです。
    どうしても分からない時は、正面だけは間違えずにお出し下さい。


【法要座布団の出し方】

●良く聞かれるのが、赤と紫がありますが、意味はあるの? ・・・ 赤色を位の高いお坊様に、紫はお伴僧様に、それぞれお出しします。3人以上のお坊様がいらっした場合は、「赤」が1枚、他の方は全て「紫」になります。
●次に、月命日などに一人だけお越しの時はどちらの色を出したら良いか?という点です。この時はどちらでも構いません。
●ご住職がお越しの時は本来なら赤が望ましいのかも・・・。また、仏壇の前に常時法要座布団が出してあるならば家族は裏側を使用し、ご住職(坊さん)には表を出して使っていただくのが、心使い・礼儀というものかもしれません。


【座布団のサイズ】

①緞子判(66x70cm)…法要ざぶとん・寿ざぶとん・正絹緞子ざぶとんなど
②八端判(59x63cm)…客用と言われるざぶとん
③銘仙版(55x59cm)…主に、常座布団と言われる。座布団カバーの種類が多い。
●基本はこの3つのサイズです。この他に、茶席ざぶとん・木綿版(業務用に多い)があります。
●本来、例えば八端版の座布団の幅は1尺八寸という尺貫法の時代にできた寸法(サイズ)をメートルに直して表記するため、1㎝未満の誤差があります。従って、メーカーによっては1㎝小さいところもあります。
●最近は座布団専用の生地が減ってきた故、サイズを優先するためいわゆる「横布」で裁断され製品化されたものがあります。その裁断は邪道ですが、時代の流れとでも言いましょうか日本の文化が消えていくようで残念ですが、致し方無いのでしょう。